大学を卒業し、新卒で就職したものの、今の仕事が自分に合わないと感じている人は多いでしょう。実際に新卒の人のうち、3分の1は入社して3年以内に転職をしています。そのため、短期間で異業種へ転職することも珍しくはありません。しかし、異業種でも転職しやすい職種とそうでない職種が存在しているので、経験ゼロの状態で新しい業界に飛び込む場合は、できる限り転職しやすい職種を選ぶことをおすすめします。

例えば、まず注目したいのはIT業界のエンジニアです。IT業界は急速な発展を遂げており、需要に対してエンジニアの数は足りていません。そのため、プログラミングの経験がない人でも、やる気があれば一人前のエンジニアを育てようとする企業が増えてきているそうです。したがって、熱意をアピールできれば、チャンスを掴める可能性は高くなります。

プログラミングと言われるとハードルが高く、専門学校などで高額の授業料を払って学ばなければならないイメージがあります。しかし、研修の一環でプログラミングを社員に教えている企業へ就職すれば、研修期間中に給料をもらいながらプログラミングの知識を得られるでしょう。

ちなみに、IT業界は年功序列制ではなく、実力主義の面が強い業界です。したがって、勤務年数に関係なく、頑張り次第で昇進が可能です。ですから、結果を出すことに仕事のやりがいを見出すタイプの人なら、エンジニアは適職かもしれません。