福祉関連の仕事をしている人の中には、様々な理由から異業種への転職を考える人もいると思います。とはいえ、社会にある仕事の中には、年齢や経験を重視する業種も少なくなく、いざ転職をしようとしても採用を勝ち取るのが困難な場合もあります。ですから、転職をする時は、できるだけ自分が今まで仕事で培ってきた能力を活かせるところを選ぶことがポイントになります。
そこで、私がおすすめしたいのはサービス業です。飲食店やホテルマンのように人と接することがメインになるサービス業は、利用者とのやり取りの中で学んだコミュニケーションスキルを生かすことができます。しかも、サービス業の多くは専門的な資格を必要としないうえに、性別や年齢を問わず人材を採用しているので、全くの未経験でも安心して働くことができるでしょう。
それから、転職に至った原因が職場での人間関係によるストレスだった場合には、医療事務などのデスクワークにに注目してみてはいかがでしょう。デスクワークの多くはパソコンによるデータ入力や書類の記入、チェックなどになるため、1人で黙々と作業を行うことが少なくありません。特に医療事務の仕事であるレセプト作成などは、仕事上での人付き合いも少なくて済むため、集中して働けるのではないでしょうか。
また、WebデザイナーやプログラマーなどのIT業界で働く選択肢もあります。ただし、IT系の業種は能力次第で収入が変わるので、プログラミングやデザインの知識を働きながら学ばなければならないという課題もあります。